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モモの入院レポ (その二)

入院レポの続きです。

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7月24日(水)

20:00

今日はまだ終わらない。。。
今回№2の激痛に襲われながら病院に到着。
もう周りがどうなってたかとか気遣う余裕ナシ。処置台の上で「ルートが先」
「CTと鎮痛剤はどっちが先?」とかの会話が交わされていたのは覚えている。
採血に2回ほど失敗したのも覚えている・・・。


20:30
今回の痛みは深く、重い。
先ほどより強い薬を打ってもらって、ようやく和らいできた。
それからCTをとって、再度検査結果を待つ。

21:00
検査結果が出て、先生がやってくる。今回は昼間の先生とは違い、若い男性の
方。石黒賢にちょい似か・・。
先生曰く、「やはり異常は見られないですね。でも、痛い具合からみて、(胃の)
中を見たほうがいいですね。今日はこのまま入院してもらって、明日カメラ入れて
みましょう。」
はい、入院決定。しかし入院というイベントに驚く余裕は全くなく、家族に心配かけた
しまった罪悪感がいっぱいだった。チビも泣いてたし・・。

23:00
痛み止めには眠くなる作用があるらしく、ここらへんの記憶もおぼろげだな。
多分、先の患者さんの入院手続きがあるので、オイラ達は順番待ちだったと思う。
この日入院するのは、救命救急の入院塔で、翌日に然るべく所に引越しするの
だという。順番待ちがかなり遅くなるので、奥さんとチビには先に帰ってもらった。
結局オイラが病室に運ばれたのは24時すぎだったらしい・・・。

7月25日(木)

01:00

担当の看護婦さんの紹介があった。
一人は年配の看護婦さんで、きつそうな印象で、もう一人は20台前半のピチピチ
の看護婦さんだった。ラッキー。恥ずかしながらオイラは若い看護婦さんに当たった
ことを喜んでいた。
この時、痛みより眠気が大きく、ウトウトしていて少し眠っていたと思う。

病室は大部屋で他の患者さんも大勢いた。みんな今日救急でやってきた人たちだ。
そんな中、「(点滴の)チューブに触ったらダメですー」「心配しなくてもココにいますよー」
と声が響く。さっきの若い看護婦さんだ。夢見心地で聞いてたけど、無理難題をいう
患者さんとちゃんと正面むいて話をしてた。この夜、2回ナースコールをしたけど、1回
この子が来てくれた。何を話したか覚えていないが、優しかったのは覚えている。
天使降臨・・・。

02:00
2回目のナースコールをした。
来た。G級の痛みが・・・。痛み止めはもはや効いていないらしい。
さっきの天使がやってきて、痛みがぶり返したことを告げると、今度は年配の天使が
やってきた。痛み具合から、鎮静剤を打ってくれるという。しかし、今度のは筋肉注射で、
とても痛いのだという。。そんなもんどうだっていいわい!早く打ってくれろーーー!
しかし、打ってもらった注射はそんなに痛くなかった。しかも、打った後は揉んでおかない
と痛みが残るということで、いつまでもモミモミしてくれてた。
やっぱり年配の技ってすごい・・。
筋肉注射をしてもすぐには効かず、痛みの波がオイラを襲い、その度に悶絶してたと思う。
おいらが痛みに襲われて、注射の効力で沈静に向かうまで、その年配の看護婦さんは
ずっとおいらの横にいてくれた。手を握って、「大丈夫よ!」「私はココにいるからね!」と
か励ましてくれてたと思う。 正直かなり嬉しかった。素で嬉しかった。
↑で天使降臨などと思ってたけど、この看護婦さんは偉大だ・・。
ちょっと「看護」っていうものの見方が変わった気がする。

分かったことなんだが、おいらのこの痛み、「寝る」とダメだけど、体を「起こす」と
痛みがマシになる。なので、ベッドを起こした状態で寝た。

07:00
時計があったわけじゃないので、時間は想像。
救急病棟から一般病棟へ。ウチは大部屋を申し込んだけど、いっぱいだったので
個室へと移されることになった。料金は個室と同等。。ラッキ!

10:00
胃カメラを撮る準備が出来たということで、処置室へ行く。
専用の検査服を着せられて、車椅子で運ばれ至れり尽くせり・・。
部屋の中には何人もの人が居て、なんか観察モルモットになった感じ。

胃の粘液を流す液体をコップ一杯飲む。マズい。ビニールみたいな味・・
喉に麻酔をするって聞いてたんだけど、これは注射じゃなくて、スプレー
だった。当然イチゴ味なんかではなく、メチャクチャ苦い。
次に「ちょっとぼーっとする薬いれますねー」と言われ、点滴の所から何やら
入れられた。後で分かったんだけど、これは麻酔みたいなもの。これを入れる
か入れないかで、胃カメラがトラウマになるかならないかみたいなものだという・・。
その「ぼーっとする」薬は速攻性だった。5秒した後の記憶が全く無い!
気づいたら病室のベッドで横になってた。ちょっとだけ喉が痛い。

18:00
ずーーーーーっと寝てた。点滴のせいかな?寝ても寝ても足らないくらい寝た。
あ、15:00くらいに先生が検査結果もってきたけど、やはり異常なしだそうだ。
そんで、明日念の為に腹部エコーをやってもらうので、今日はもう一泊してもらう
と、そう告げられた。やはり、異常は無かった・・。これでおいらが思ってた疑惑
がちょっと固まった。

夕方になると奥さんとチビが来てくれて、オイラにも夕食が出たので、一緒に病室で
ディナーを取った。もちろん病院食ってのも初めてだったんだけど、ホント味ないのねー。
写真撮り忘れたけど、献立は、おかゆ、しいたけのお吸い物、サラダ、カニ卵風たまご焼
きこんな感じだったと思う。正直おいしいとは思わなかった・・。

食事を取った後で、再度痛みに襲われたが、体制を起こすことで回避した。
やっぱり・・・。おそらく明日の腹部エコーでも何もでないだろう。

20:00
家族を帰し、おいらも就寝することにした。
寝ても寝ても大丈夫なんだけど、腰が痛くなってきた。

7月26日(金)

01:00

再度、大腹痛発生。
今度はナースコールしなかった。自分で耐えた。
そして、その痛みに耐え抜いた後で、友人にメールする。

「いつか話してた、神の整体術を施す病院の電話番号を教えてください」

そう、おいらは今回の症状を病気ではなく、人体の整体にあると思ったのだ。
気の流れというか、そういう内面的なものが狂ってしまっているのだと・・。

神の整体術を施す病院を紹介しておくと、そこはある病院の医院長自身も通い、
自分とこで治せない腰痛の患者に、そこを紹介してるという。
友人自身も、ぎっくり腰で腰が45度に曲げたままでしか歩けなかったのを
そこに1回行っただけで、普通に歩けるようになったという、正に神業をもつ
先生がいるとのことを聞いていたのだ。

07:00
その後何回か痛みの波が来るも、なんとか凌いだ。
朝ごはんだ。ここらで余裕も出てきたので、写真を撮ってみた。
モモの入院レポ (その二)_d0076435_1323547.jpg

夜のものより味がついてたなー。真ん中のお皿の黄色いものは、カレー風味の
チキンソテーって感じかな。やっぱり肉が美味しい(笑

食後少しお腹が痛くなったけど、ぜんぜんマシ。
その後はチビの持ってきてくれたDSでドラクエを楽しんだ。

09:00
腹部エコーの検査へ。
これはいつもの健康診断でもやっていたので、要領は分かっていた。
けど、やっぱり本検査だけあって、色々な角度から長い時間かけて検査してもらった。
何枚も白黒の写真が出ていたね・・。

11:00
病室にもどってやはりDS。
やっぱり飽きてきて、退院手続きについてナースステーションに聞きに行ったりする。
でも病院ってクーラー聴きすぎだっぺ。汗かきのオイラがTシャツ濡らさずに
居れたのが証拠だ。
そうこうする内に、先生が検査結果を持ってくる。何も無いかと思いきや、
「脂肪肝以外は問題ないね」
うん。知ってるよ。毎年引っかかってます。フォアグラ。。なんとかせねば・・。
で、根本的には大丈夫なんだけど、あの腹痛の原因は状況から言って「アニキサス」
じゃないかと。アニキサスは、体内に入って3日で死ぬから、そのうち治ると思うと。

ほむ・・。

やはり思う結果になった。
経過入院してみる?とのお誘いは丁重にお断りした。

13:00
事務の方がやってきて、退院手続の書類をもろた。
今回の費用は¥38,000ほどだった。
先日の費用と合わせて、1日人間ドックと思えば相当な値段、とまたもや
自分で思い込んだ。。

ナースステーションに挨拶して、救急病棟で世話になった看護婦さんに
挨拶しようとおもって行ってみたけど、あそこって普段は「関係者以外立入禁止」
なのね。ライオン先生は居たけど、忙しそうだったので、挨拶はまた今度だ。

外に出た。
ようやく開放!ひゃっほーい!
嬉しくて家まで歩くことにした。 家まで約2.5km。 30分くらいかな。

歩き出して10分でダウン。
自らの体があんなに弱ってるなんて・・。足がもつれて、頭もクラクラ。
まー、考えてみりゃ、2日殆ど動かずに点滴だけの栄養で、クーラのかかった
所から炎天下30℃を越えるとこを帽子もかぶらず歩いてるんだもん。
そりゃ当然か(笑

その後、数回休憩して、ようやく我が家に到着しました。
もう入院はしたくないね!
健康第一!! みんなも本当に体だけは気をつけたほうがイイよ。

長文・駄文で書き連ねましたので、読みにくい箇所も多々あったと思います。
再読してないし(笑
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。



(後日談)

・翌日のおしっこ、オレンジ色の濃さに目が飛び出そうになった。

・例の神の整体、電話してみたけどちょっと予算外だったので、検討中・・。

by cucini | 2008-07-26 03:20 | 住(体)  

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